ID :
10227
公開日 :
2009年 1月23日
タイトル
[ヒバの箸、米グッドデザイン賞に 風間浦村
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新聞名
北海道新聞
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元URL.
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki/142309.html
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写真:
写真が掲載されていました
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風間浦村の製材・木工業「村口産業」(村口要太郎社長)が製作し、日本航空の国際線ファーストクラスで二〇〇八年八月から使用されている県産ヒバのはしが、米国シカゴ建築デザイン博物館の「グッドデザ
イン賞2008」を受賞した。関係者は「ヒバの良さを世界に伝えたいという思いが、一つ実を結んだ」と喜んでいる。
同賞は一九五〇年に創設され、デザインや機能、コンセプトなどが優れた製品を選考している。二〇〇八年は三十四カ国から応募があり、二十三分野で計四百点余りが選ばれた。
受賞したヒバのはしは、東京の「トライポッド・デザイン」がデザインし、県工業総合研究センター弘前地域技術研究所の技術支援を受けて、村口産業が製品化した。
多くの人にとって使いやすい「ユニバーサルデザイン」、ヒバの端材を利用した「エコロジー性」、使いやすさの要となる持ち手のくびれを一つ一つ手作業で仕上げる「職人技による美しい仕上がり」の三点をデザインの
ポイントとしており、それらが評価されたとみられる。
受賞の報に、村口産業の村口節子専務は「ヒバのいい手触り、香りは、手に取って初めて分かるもの。手がかかるので量産化に苦労したが、ヒバの良さを外国に広めるチャンス-と取り組んだ結果が評価され、うれしく
思う」と話していた。