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木造建築のネツト記事
ID :  9592
公開日 :  2008年 12月 2日
タイトル
[浜松市の八幡社で『龍燈』再建 天竜林業高生が腕振るう
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新聞名
中日新聞
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元URL.
http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20081201/CK2008120102000173.html
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元urltop:
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写真:
 写真が掲載されていました
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 老朽化が進んでいた浜松市東区下石田町、八幡社境内の秋葉山常夜灯(じょうやとう)の鞘堂(さやどう)「龍燈(りゅうとう)」の建て替え工事が29、30の両日、同市天竜区の天竜林業高校生らの手で行われ た。住民の依頼を受けて同校建築デザイン科が全面的に協力し、2年がかりで構造の調査、考証などにあたってきた。
 龍燈は石製の常夜灯を風雨から守る役目を持ち、主に江戸、明治時代、街道沿いなどに多く建てられた。八幡社の龍燈は瓦の刻字から1794(寛政6)年の建立とみられ、建て替え、修理を重ねていたが、木材が腐食し 傾くなど老朽化が進行。管理する下石田北秋葉講では2006年3月、天竜林業高に建て替えへの協力を要請した。
 文部科学省からスーパー専門校の指定を受けている同校では、建築デザイン科が「匠(たくみ)の技の追究」として着手し、図面づくりや、ミニチュア龍燈製作による工事手順確認などを進めてきた。
 一連の準備作業が整い、ようやくこぎ着けた両日の工事には、担当してきた3年生7人、教師のほか、大工になった卒業生らも参加。住民らが見守る中、専門業者が後日行う屋根葺(ふ)き以外の作業を、てきぱきと進め た。龍燈の装飾の部材や石の基壇は再利用。以前と同じ構造の建物(高さ2・5メートル)を立派に再建した。
建て替え前の龍燈。傾いたため右側を棒で支えていた=いずれも浜松市東区下石田町の八幡社で  指導に当たった花島和利教諭(57)は「普通の住宅と全然違う形式のため、勉強しながら取り組んだ。生徒にはいい経験を積ませてもらった」、3年の寺田智成君は「彫り物の復元が難しかった。荷重の分散のさせ方など 、昔の人はよく考えている。勉強になった」と感想を話していた。
 他地域では取り壊される龍燈もある中での再建成就。地元の再建委員会の内藤義雄委員長(78)は「今まであったものを後世に引き継ぐのは大切なこと。高校の協力はありがたい」と感謝した。来年1月に落成式を開く 予定でいる。(