ID :
1045
公開日 :
2006年 5月23日
タイトル
[県内製材工場7減-ピーク時の4分の1
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新聞名
四国新聞
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元URL.
http://www.shikoku-np.co.jp/news/economy/200605/20060524000115.htm
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元urltop:
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写真:
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中四国農政局香川農政事務所がまとめた香川県内の二〇〇五年製材統計によると、県内の製材工場は前年から七工場減少して六十工場となり、ピークだった一九五五年と比べると、約四分の一になってい
ることが分かった。業界の景気が回復していないことや後継者不足が主因で、出荷量も前年から16%減の六万八千立方メートルとなった。
県内の製材工場は五五年のピーク時に二百四十八工場あったが年々減少。近年の一戸建て住宅の不振なども追い打ちとなった。従業員数は六八年の二千二百四十四人を最高に減少に転じ、昨年十二月末現在で三百
八十一人(前年比九十二人減)となっている。
出荷量を用途別にみると、全体の八割を占める建築用材が前年比22・2%減の五万六千立方メートル、続くこん包用材は前年並みの七千立方メートルだったが、土止めやコンクリートパネルなど土木建築用材は、災害
復旧工事などの需要で、二千立方メートルと前年から倍増した。
入荷量は、前年比14・3%減の九万六千立方メートルで、五二年の調査開始以来初めて十万立方メートルを割り込んだ。国産材は同14・3%減、外材が同13・5%減となり、漸減傾向に歯止めがかからない状況が続い
ている。