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木造建築のネツト記事
ID :  9425
公開日 :  2008年 11月19日
タイトル
[サイズ選びも自由自在の大黒柱の新発想「円筒LVL」
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新聞名
PRONWEB Watch
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元URL.
http://www.pronweb.tv/modules/newsdigest/index.php?code=1223
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元urltop:
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写真:
 
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イベントホールや美術館のエントランスに立てられた木製の立派な大黒柱は、重厚な風格と温かみを演出してくれる空間の主役になりうる建材である。
 だが、近年では充分な太さの木材は全国的に減少しており、ドッシリと構える大黒柱は一般住宅のみならず、公共の施設においても高嶺の花になりつつあるようだ。
 この代替品として期待されているのが、ジャパンホームショー2008に展示されていた円筒LVLである。
 円筒LVLはマンドレル(鋼管)にクロマツや杉、カラマツから生成した厚さ2.5~3.5ミリの単板をらせん状に巻きつけたもので、単板を積層する際に巻き込む方向を変えることで繊維方向を交錯させ、中空ながら従来の柱 材と同等の強度を持たせた構造材だ。
 中空構造なので従来の木材より軽いというメリットを持ち、住宅構造材に使用するのはもちろん、リフォーム時に今までの柱に巻き付けて高級感を演出する事も可能。
 さらにホテルや学校でむき出しになっている空調ダクトのパイプにかぶせ、空間デザインのコーディネイトにも応用できる。
 円筒LVLは理論上どんなに大きな直径でも製造できるので、将来的にはオフィスビルにおいても導入できると期待されている。
 オフィスビルに国産の木材を使う事は、二酸化炭素排出量対策のひとつである“カーボンニュートラル”に通じるため、今後は企業が取り組むべき地球温暖化対策の選択肢としても注目されるだろう。