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木造建築のネツト記事
ID :  9344
公開日 :  2008年 11月12日
タイトル
[秋田杉で魅惑のライン 技術専門校生徒が木製自動車製作
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新聞名
朝日新聞
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元URL.
http://www.asahi.com/car/news/TKY200811110006.html
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元urltop:
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写真:
 写真が掲載されていました
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 秋田杉を外装に使い、曲げわっぱの技術も駆使した木製自動車を、秋田県北秋田市綴子の県立鷹巣技術専門校の生徒たちが製作した。9日、同校のテクノスクールフェアで披露され、訪れた市民らが次々 に校内で試乗、独特の疾走感を楽しんだ。  木製自動車はオープンカースタイルで全長3.6メートル、横幅1.3メートルと軽乗用車より一回りほど小さい。排気量350ccで4人乗り。ガソリンを燃料に走り、時速は20キロくらいまで出る。  小松司校長の説明によると学校全体で取り組めて、地元の人たちにも喜んでもらえるような課題を生徒たちと探していたところ、「秋田杉の産地から木製の自動車を発信しよう」という案が出た。  モデルとなったのは、昭和40年代に生産され、箱形のがっちりしたボディーから「ハコスカ」の愛称で人気を集めた日産スカイラインGT―R。指導する小川充副主幹(46)がハコスカへのあこがれを吐露したところ、 生徒たちの関心は、この名車に集中。モデルとすることが決まった。  三種町のゴルフ場から使われなくなっていたゴルフカートを譲り受け、8月中旬から自動車作りが始まった。自動車整備科の生徒たちはカートを分解し、足回りやブレーキ部分の整備。建設機械運転科の生徒たちは骨組 み製作に取り組んだ。建築工芸科の生徒たちは木製ボディーの製作に汗を流した。  3カ月かけて完成した木製自動車は、まさに秋田杉による名車の「再現」となった。ボンネットなどは細い杉材を並べ、微妙な曲線を無理なく表現。シートの背もたれにも秋田杉を活用した。バンパーなどの曲がった部 分では曲げわっぱの技術を使い、滑らかな曲線を浮かび上がらせた。  9日のテクノスクールフェアには、市民らが次々と来校、木製自動車に乗り込み、秋空の下、学校敷地内での試乗を楽しんだ。木工業を営んでいたという男性(78)は「木の加工ほど難しいものはない。生徒さんたちが木 で車を作っちゃったなんて、たいしたもんだ」と驚いた表情で話した。