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木造建築のネツト記事
ID :  9191
公開日 :  2008年 10月24日
タイトル
[クワやスギの木、流木、彩色した角材なども使って、
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新聞名
MSN産経ニュース
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元URL.
http://sankei.jp.msn.com/culture/arts/081024/art0810242023001-n1.htm
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写真:
 写真が掲載されていました
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 「カーリー」のニックネームでテレビなどでおなじみの華道家、假屋崎省吾の華道歴25周年を記念した特別展「華道家 假屋崎省吾の世界~飛翔~」が24日、創業80周年を迎えている目黒雅叙園(東京都 目黒区)で始まった。
 会場となっている「百段階段」は昭和10(1935)年に建造され、通常は一般に公開されていない国指定の有形文化財。ケヤキの板材で造られた99段の階段廊下でつながっている7つの広間の壁や天井、欄間が、花 鳥画や美人画、漆の螺鈿(らでん)細工や極彩色の彫刻などで彩られている。
 假屋崎は、それぞれに趣が異なったこの空間に、キクやケイトウ、シンビジウム、カラタチ、ダリアなど色とりどりの花、実をつけた柿の木、味わいのある曲線を描く蔓(つる)が特徴的なナタマメ、クワやスギの木、さら には流木、赤や青に彩色した角材なども使って、ダイナミックな世界を創出している。
 掛け軸の前にカボチャを並べてキクの花を添えたり、クジャクの羽なども使った耽美(たんび)的な世界は、假屋崎の真骨頂。あいにくの雨にもかかわらず、午前10時のオープンを待ちかねた来場者は、豪華絢爛(けん らん)なカーリー・ワールドを目の当たりにして、ため息をもらしていた。
 「今年で50歳の節目の年、今まで以上にエネルギーを注ぎ込んで、建築と花が融合する空間をめざしました。最高のものができたと自負しています」と假屋崎は胸を張っていた。