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木造建築のネツト記事
ID :  9130
公開日 :  2008年 10月21日
タイトル
[木工芸家・内野さんがエッセー集 「まあるいかたち。」出版
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新聞名
西日本新聞朝
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元URL.
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/54758
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元urltop:
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写真:
 
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飯塚市勢田で工房「杜(もり)の舟」を営む木工芸家内野筑豊(ゆたか)さん(56)=本名・豊さん=が今月、エッセー集「まあるいかたち。」(せいうん刊)を自費出版した。筑豊で生まれ育ち、ペンネームにもす るほど故郷を愛する内野さんが、ものづくりへのこだわりや炭鉱で働いていた父への思いなどを描いている。
 内野さんは旧頴田町(現在の飯塚市)出身。20代で木工関係の仕事に就いたのが縁でものづくりの世界に魅せられ、1992年からは独立して制作活動を続ける。
 「人とかかわることで、ものづくりの発想が生まれる」と内野さん。そのため、作品は「子どもが遊ぶのに角があっては口にしてしまった時に危ない」と全体的に丸みを帯びた作品が多い。
 決して絵の具などを塗らず、木調をそのままを生かしているのも特長。工房には木の温度や重さの違いを体感してもらうため、世界中から集めた数十種の木を組み合わせた積み木、「直線では手が痛い」というお年寄り のために波状に作った「仙人箸(ばし)」などが並ぶ。
 著書には、仙人箸を作るいきさつや、ダイナマイトの空箱で家具を作っていたという父親のものづくりに対する情熱など26編を収録した。
 内野さんは「経験や人からの影響で自分の作品があるということを多くの人に知ってもらいたい」と話している。A5判、約160ページ、2000円(税込み)。杜の舟で販売している。
 杜の舟=09496(2)6799。