ID :
8848
公開日 :
2008年 9月22日
タイトル
[最後の開拓農家 保全決定
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新聞名
読売新聞
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元URL.
http://hokkaido.yomiuri.co.jp/shiretoko/shiretoko_article/2008092001_article.htm
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元urltop:
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写真:
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斜里町議会は18日、知床半島の世界遺産地域に残る最後の開拓農家の住宅の修繕費約85万円を含む補正予算案を可決、町が保全に乗り出すことが決まった。補修工事は9月下旬から11月にかけて行われ
る。
開拓の歴史を伝える住宅は、同町岩尾別の1軒しか残っていない。この住宅も土台が腐食したり、トタン屋根の一部がはがれたりし、保全を求める声が上がっていた。
町は原生林再生のために「しれとこ100平方メートル運動」と銘打って植樹などを進めているが、運動を展開している土地が、元々開拓跡地であったことはあまり知られていない。町は今後、100平方メートル運動を紹
介する観光プログラムの中に、この住宅の見学を組み込んでいく。
保存を訴えてきた千歳市の写真家栂嶺(つがみね)レイさんは「自然ばかりが強調されてきた知床に、人間の歴史があったことを知ってもらえることにつながり、意義深い」と喜んでいる。