ID :
8840
公開日 :
2008年 9月19日
タイトル
[木材伐採が盛んなイザベル州、娘たちが業者に引き渡される現実-ソロモン諸島
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新聞名
livedoor ニュース
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元URL.
http://news.livedoor.com/article/detail/3828347/
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元urltop:
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写真:
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木材の伐採が盛んに行われているソロモン諸島イザベル州では、金品と引き替えに自分の娘を東南アジアからの伐採業者に引き渡す地元住民が後を絶たない。
イザベル州当局のJohn Mark
Lokumana氏によると、周辺の村から雇い入れられた少女たちは、ハウスキーパーとして働かされるという。親たちの承諾の元、少女たちは長期にわたり業者たちと生活を共にするという。
多くは土地の所有者だという親たち。自分の娘を「引き換え」にすれば、住居をはじめとする金品、さらには将来的なビジネスチャンスなどが約束されるという。
Lokumana氏は現状について悲観的な見方を示す。「対象となるのは若い少女だけ。結婚も念頭に置き、初等教育が終わったか終わらないかの娘を土地の所有者である親たちが差し出すのです。しかし、10代の少女と
(彼らとの間にできた)子どもたちを残したまま、最終的に彼らの多くは帰国してしまうのです…」。
最近も次のようなケースがあった。外国人男性と若い娘が結婚、男性は土地の所有者である娘の親に対していろいろな品物を買い与え、娘の親と将来的な約束まで結んでいたとされる。しかし、政府がこの男性につい
て入国に関する調査を進めていると知るや否や、妻には何も知らせずそのまま帰国してしまったという。
「イザベル州内では、このようなケースが多い」と説明するLkumana氏。一方で、伐採事業により同州が得る収益は決して多くはないという。