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木造建築のネツト記事
ID :  8824
公開日 :  2008年 9月22日
タイトル
[平成に生きる町家 風情残した商業施設
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新聞名
大阪日日新聞
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元URL.
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/080921/20080921003.html
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元urltop:
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写真:
 写真が掲載されていました
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中央区谷町六丁目の建築設計事務所「六波羅真建築研究室」(六波羅雅一代表)が大正時代に建てられた町家を商業施設として再生。構造体などは当時の物をそのまま使い、外観も大きく変えないなど、地域 に融和できるような姿でよみがえらせた。
大正時代の町家の風情をそのまま残した商業施設「燈」と設計した六波羅代表  同研究室が手掛けたのは東成区東中本一丁目の町家。大正初期に材木商の家として建てられ、十年ほど前までは実際に人が住んでいた。二〇〇七年五月ごろ、持ち主が同研究室に依頼した。
 「内部を調べたところ、元材木商の家だけに柱や梁(はり)などがとてもしっかりしていた。また、欄間や建具などもいいものが使われていた」と六波羅代表。持ち主から「かつての思い出を残してほしい」との要望も生かし た。
 部屋の間取りなどはほぼそのまま。庭にあった壊れた灯籠(とうろう)を修復して使用するなど、それまで同研究室で町家の改造を手掛けてきた経験が生きた。約二カ月をかけ、九月初旬に完成した。
 また、同時期に入居者の募集を兼ねて敷地内でフリーマーケットなどイベントを実施。六波羅代表は「近隣の方々も多く参加していただきました。皆さん、この建物がどんな風になっているのか興味があったようです」と 振り返った。
 名称は大きな灯籠から「燈(あかり)」と命名。オーダーメードの帽子店とスタンディングバーを兼ねたカフェ、雑貨店の入居が決まっている。六波羅代表は「ただ、ここで商売をするだけではなく、地域の人の明かりとなる ような建物になれば」と話している。
 同所では二十三日までオープニングイベントを開く。問い合わせは電話06(6767)1906、同研究室まで。