ID :
8756
公開日 :
2008年 9月11日
タイトル
[政府管理の次は、金融制度改革
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新聞名
日経ビジネス オンライン
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元URL.
http://business.nikkeibp.co.jp/article/money/20080909/170015/
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元urltop:
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写真:
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米国政府は、サブプライムローン(信用力の低い個人向け住宅融資)問題で経営危機に陥っているファニーメイ(連邦住宅抵当公社)とフレディマック(連邦住宅貸付抵当公社)の公的資本注入などを決めた。
これによって、向こう1年半の間に米国住宅市場の持ち直しを促すだろう。
しかし、これらの対策は対症療法的な措置で、マーケットなどが期待する米国住宅金融のあり方そのものを是正するものとは言えない。というのも今回の措置は2009年を期限としているため。2010年以降の米国の住
宅金融制度をどのように再構築していくのかが注目されている。
米住宅市場は、2010年にも前年比プラスへ
今回の公的管理措置により、GSE(政府支援機関)の破綻という最悪のシナリオは免れた。これらのGSEは今年に入って資金調達コストが上昇し、住宅ローンの貸出金利を引き上げていたため、住宅ローン申し込みが激
減していた。今回の措置でこうした事態は、ひとまず緩和される可能性がある。