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木造建築のネツト記事
ID :  8478
公開日 :  2008年 8月 5日
タイトル
[人力で木材加工 美濃「うだつの上がる町並み
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新聞名
読売新聞
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元URL.
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gifu/news/20080806-OYT8T00032.htm
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元urltop:
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写真:
 写真が掲載されていました
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美濃市のうだつの上がる町並みにある「紙の芸術村工房」で、人力で木材を加工する珍しい足踏み式ろくろの研修や実演が人気を集めている。足踏み式ろくろは、電気などを使わないため、環境にも優しいと 評判だ。
 木工の研修や実演をしているのは、グリーンウッドワーク協会のメンバーたち。県立森林文化アカデミー講師の久津輪(くつわ)雅さん(40)と木工家の加藤慎輔さん(32)が2006年に設立し、今年4月にNPO法人化し た。「生の木(グリーンウッド)を使う木工の面白さを伝えたい」というのが設立のきっかけだ。
 足踏みろくろは、竹や木の枝のバネを利用してペダルを踏んで回す。挟み込んだ生の木材を削り、棒状に加工できる。欧州で約1000年前からイスなどの製作に使われてきた。
 2人は家具職人として英国滞在中に使い方を学び、帰国後、久津輪さんがヒノキやスギを使い、ろくろを製作した。ゆっくりと木を回転させながら刃物をあてて削るため危険がなく、協会顧問の久津輪さんは「障害を持っ ている方のリハビリにも向いてます」と話す。作業療法士の資格を持つメンバーの谷山真子さん(34)が、車いすの障害者でも使用できるよう改良した足踏みろくろもある。
 8日の「ぎふ山の日」には、美濃市の県立森林文化アカデミーで、久津輪さんらが講師となり、小学生を対象にした森林観察と木の枝を使った指輪づくりをする。久津輪さんは「素朴な木工道具ですが、色んな広がりがあ ります」と普及に力を入れていく。