ID :
8374
公開日 :
2008年 7月26日
タイトル
[本殿修復が大詰め 越前町・劔神社 9月上旬にも完成
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新聞名
中日新聞
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元URL.
http://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20080727/CK2008072702000013.html
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元urltop:
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写真:
写真が掲載されていました
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越前町織田の劔(つるぎ)神社で、2006年10月から続いている県指定文化財の本殿の修復工事が大詰めを迎えている。遅くとも1627(寛永4)年までに建てられたとみられ、老朽化した床下の柱や土台
を取り換え、こけらぶきの屋根をふき替えるなどして9月上旬に完成する予定。26日には現場見学会が開かれた。
床下の柱のほとんどがシロアリの被害を受けていたため、腐食した部分に新しい材木をつぎ足すなどして補強。修復は必要最低限にとどめた。
床下は腐食が進んだため補強=越前町織田の劔神社で
社殿によく使われるヒノキではなく、近辺に生えていたとみられるクリやコナラなどの雑木が柱にされている。自然の曲がりを残した材木も活用されている。修復では、建築を特徴付ける材木をできるだけ残して現状
維持に努めた。屋根は従来のサワラ材をスギ材に替え、現在約7割の進み具合。修復工事に併せた調査で、板壁や床下の柱などから数多くの墨書や板絵などが新たに発見され、船の絵が注目されるという。