ID :
8049
公開日 :
2008年 6月25日
タイトル
[中島小の樹木伐採に住民反発、市が軌道修正
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新聞名
室蘭民報
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元URL.
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2008/06/25/20080625m_03.html
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写真:
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室蘭市日新小学校と統合し、新校舎建設地となる、中島小学校敷地内の百数十本の樹木を、新校舎建設工事のため伐採する室蘭市の計画が浮上し、市民から反発を招いていることが、24日開かれた市議会
総務常任委員会で明らかになった。市教委は、伐採本数を減らすなど軌道修正方針を示した。
市教委によると、ニセアカシアなどの高木からツツジなどの低木まで含め全体で約600本が生い茂っている。ところが、統合新設校・旭ヶ丘小学校の校舎建設工事に伴い、工事の都合のほか、防犯のためフェンスを設
けるなどの理由で工事区域にならない現校舎裏や体育館横の樹木を伐採することになった。
当初、近隣以外の住民には知らされなかったが、樹木にピンクの目印テープが巻かれたことから伐採方針が明るみに。市民からは「現校舎周辺など、ほとんど工事に支障のない樹木を伐採するのはいかがなものか」「
環境保護のため植樹している一方で、学校の木を切るのは許せない」と批判の声が上がった。
同委員会では田村農夫成議員が「専門家や住民の声を聞いて、伐採を決めるべきではないか」と市の姿勢をただした。豊田法雄教育委員会総務課主幹は、工事着工までに時間があり「住民から要望のあった近隣住宅
との境界は伐採するが、できるだけ(樹木を)残す方向にしたい」と、計画を軌道修正する方針を明らかにした。