ID :7968
公開日 : 2008年6月14日
タイトル
定説より100年古い-再建の年代 さらに複雑に
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新聞名
奈良新聞
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元URL.
http://www.nara-np.co.jp/n_soc/080614/soc080614b.shtml
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元urltop:
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写真:
写真が掲載されていました
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現存最古の木造建築物として知られる斑鳩町の法隆寺金堂で、天蓋(てんがい)の一部に西暦600年代初めに伐採されたヒノキが使われていることが分かった。奈良文化財研究所の光谷拓実客員研究員が年
輪年代を分析した。定説となっている再建の年代よりも100年近く古く、新たな論議を呼びそうだ。
三基ある天蓋のうち、釈迦三尊像が安置された「中の間」と阿弥陀如来坐像の「西の間」で計22点を分析した。
伐採年代の確定には樹皮に近い辺材部が必要だが、600年代初めの伐採と推定できるヒノキが「中の間」に二点含まれていた。最も新しい年輪は「中の間」で654年、「西の間」は663年だった…