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木造建築のネツト記事
ID #0000 7889
公開日 :  #0000 2008年 6月 4日
タイトル
[割りばし600本でミニドーム完成、篠山の元大工
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新聞名
神戸新聞
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元URL.
http://www.kobe-np.co.jp/news/tanba/0001105888.shtml
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元urltop:
上記情報ページのTOPへリンク
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写真:
 写真が掲載されていました
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元大工で、尼崎工業高校講師として建築を教えている稲山寅夫さん(79)=篠山市東吹=が、割りばし600本を使った「円形ドーム」を完成させた。旅行で訪れた山口県岩国市の錦帯橋で曲線美に魅せられ て7年。「伝統的な直線の建築ばかりやってきたが、大工人生をかけた曲線のオリジナルができた」と喜んでいる。(上田勇紀)  稲山さんは二十一歳から大工修業を始め、棟りょうとしてさまざまな建築を手掛けた。引退間近の二〇〇一年、夫婦で架け替え工事中の錦帯橋を見に行った。
 「アーチ状に架かる曲線の美しさに心を打たれた」。篠山に帰ってからも何度も足を運び、現地の大工と交流するうち「橋をいろんな方向に何本も架ければドーム状になる」と気づいた。
 数年間構想を練り続け、作業を始めたのは三月。「普通の木材を使っても面白くない」と、市販の割りばしを使った。現役時代の集中力を生かし、一日三- 四時間は作業に没頭。割りばしにほとんど手を加えることなく、直径一メートルの見事な円形ドームが完成した。
 稲山さんは「この設計をもとに大きくすれば、新しい設計のドームとして利用できる」と語る。現在は、割りばし間のすき間がない改良ドームを作っている最中で、「新しい技術を編み出すのは大変なことだけど、楽しい」 と、再び熱中する日々を送っている。