公開日 :
タイトル
[県内産木材で信濃の国 伊那市の酒井さんが大型歌詞板を寄贈
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新聞名
長野日報
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元URL.
http://www.nagano-np.co.jp/modules/news/article.php?storyid=10705
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写真:
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県歌「信濃の国」の歌詞を木工細工で彫り上げた大型の歌詞板が14日、県庁へ寄贈された。伊那市西春近諏訪形の建築業、酒井一さん(57)が2年がかりで制作。県では県庁玄関ロビーに展示して県民に
披露するとしている。
歌詞板は縦1㍍、横3.6㍍。県歌すべてを収め、歌詞の1番はエンジュ、2番はイチイ、3番はケヤキなど、県内産の木材を使い分け多様な風合いを出している。
「大工仕事で表札を作ったのが高じて歌詞板作りに至った」と酒井さん。これまでも伊那市や同市の春富中学校、駒ケ根市の駒ケ根工業高校などにも市歌や校歌の歌詞板を寄贈しており、今は伊那節や御柱の木やりの
制作にも取り掛かっているという。
県歌の歌詞板は、一昨年12月に伊那市内で開いた個展で展示していたところ、視察で訪れた板倉敏和副知事の目に留まったのが寄贈のきっかけになったという。
この日は酒井さんが県庁を訪れ、村井仁知事に寄贈。村井知事は「大変な労作。貴重なものをいただきありがたい」と感謝した。
酒井さんは「広く県民に見てもらえるものをと思い、県歌の制作に取り組んだ。山国でもある信州の木に親しみ、木の温もりを感じてもらえれば」と話していた。