公開日 :
タイトル
[生かした民家、良質材再利用し新築 29日から一般公開--筑西
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新聞名
毎日新聞
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元URL.
http://mainichi.jp/area/ibaraki/news/20080427ddlk08040023000c.html
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元urltop:
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写真:
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築130~180年の古民家の良質な古材を再利用した木造平屋の民家が、筑西市藤ケ谷に完成した。地元の建築会社が「古民家再生プロジェクト」として手がけた。29日から古材の活用例として一般に開放
する。
新築したのは同所の建築業、渡辺建工(渡辺進一社長)。昨年5月から準備を進めてきたという。
まず、笠間、つくば、下妻市の古民家を解体し、再利用できる古材を確保。昨年夏、建築に着手した。古材を100%使用すると柱などが腐るため、柱は一部新材を使い、古材7割、新材3割の割合にした。くぎを1本も使
わずに建築した。完成した家は約116平方メートル。
新材は地元産の材料を調達。県産や栃木県産の杉板や、栃木県産のしっくいを壁に使った。天井はすす竹にするなど凝った作りにした。
同建工の渡辺哲也常務(36)は「古い物と現代のいい物を組み合わせ、双方の良さを生かした。展示場として開放するが、予約が入れば、体験宿泊やイベントなどにも使いたい」と話す。問い合わせは同建工(090・5
391・0318)。【