公開日 :
タイトル
[改修工事が進み、あす地域住民見学会開催--中津川市の有形文化財
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新聞名
毎日新聞
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元URL.
http://mainichi.jp/area/gifu/news/20080425ddlk21040160000c.html
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元urltop:
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写真:
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中津川市有形文化財に指定されている明治時代の芝居小屋「蛭子(えびす)座」(中津川市蛭川(ひるかわ))の大規模改修工事が着々と進み、26日午前9時から地域住民らを対象にした見学会が開かれる。
蛭子座は、明治34(1901)年に建設され、戦時中は軍需工場として使われた。老朽化したため取り壊され、1949年に柱などを再利用し、名古屋市の御園座を模して隣接地へ再建された。しかし、再建から半世紀以上
を経て再び老朽化が進行。昨年11月から建物全体をジャッキなどでかさ上げして行う大規模な改修工事が行われている。順調に進めば来年2月中旬、こけら落としを迎える。
国内には劇場型の木造建築物(芝居小屋)は25施設しかなく、うち9施設が県内にある。蛭子座は木造2階、一部3階建ての延べ約1650平方メートルで、全国的にも大きな規模を誇る。中津川市内は蛭子座、明治座、
常盤座の3施設が現存している。各務原市の村国座も現在、全面改修が進められている。
見学会は、蛭川総合事務所で事前説明を受けた後、現地へ移動する。問い合わせは中津川市生涯学習課(0573・66・1111、内線585)。【