ID :
6910
公開日 :
2008年 3月27日
タイトル
[無料で木造住宅の簡易耐震診断 香川県が1日から
.
新聞名
四国新聞
.
元URL.
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/administration/article.aspx?id=20080327000458
.
元urltop:
.
写真:
.
今後30年以内に50%の確率で発生する南海地震などに備えてもらおうと、香川県は1日から木造住宅の無料簡易耐震診断を実施する。現地調査はせず、県職員が図面を見ながら聞き取りして行う簡易診断
で、耐震性が不十分な場合、改修方法などについて助言する。
香川県は、個人住宅の耐震診断・改修に補助をしていないが、職員のノウハウなどを活用し、行政サービスの向上を図るゼロ予算事業として簡易耐震診断を実施。同種の事業は、北海道や山形、埼玉の3道県で行わ
れている。
香川県によると、1981年の新耐震基準以前に建てられた住宅は県内に約16万戸あり、うち82%に当たる約13万戸が木造住宅。その多くは耐震性が不十分とされ、耐震対策が重要な課題となっている。
診断の対象は、81年以前に建てられた2階建て以下の木造住宅で、延べ床面積が500平方メートル以下。県住宅課職員が所有者から提出された図面に基づき、住宅の劣化状況や地盤などについて聞き取りし、後日、
診断結果を説明する。
同課は、これまで住宅相談やパンフレットの配布、県民向けの講習会などを通じて耐震対策の重要性を訴えており、「診断結果は一応の目安だが、これでさらに注意喚起したい」としている。