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ID :  6858
公開日 :  2008年 3月25日
タイトル
[国内初「木のホワイトボード」-地元工房が「木の新しい価値観」提案(写真)
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新聞名
名駅経済新聞
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元URL.
http://naha.keizai.biz/headline/346/
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元urltop:
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写真:
 
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特注家具製作や店舗設計・施工を手がける「綾取り」(那覇市繁多川1、TEL 098-894- 4321)は3月17日、同社の販売サイト「日々木(ひびき)」で自立型木製ホワイトボード「ブレスト」の販売を始めると発表した。同社が販売を行い、製造は注文家具製作「木工房 樵(きこり)」(八重瀬町)が手がける。
 ブレストは、高さ182センチ×横幅175センチ×奥行き53センチ。総重量は23キログラム。テーブルやいすによく用いられるタモ材を使用し、カラーはダークブラウン1色のみ。ホワイトボード部は縦90センチ×横120 センチで、金属を下地にガラスを高温で焼き付けるホーロー仕上げを採用した。組み立て式で、所要時間は約50分。
 同社の松本幸治社長は「事務用品のメーカーに問い合わせてみたが、企画にはあがったが強度や安定性の問題で断念したと聞いた。この問題を解決した国内で初めての木のホワイトボードでは」と話す。続けて「木の 素材感と木工技術で新しい価値観のホワイトボードを創作してみたいと昨年10月ごろより設計、制作を始めた。デザイナーやクリエーターなどに意見を聞きながら、細部の見直しやブラッシュアップを繰り返しやっと納得 のいくものができた」と自信をのぞかせる。
 製造を担当する樵の比嘉良邦さんは「3台目の試作品を経て完成した。自分の作風とは違う洗練されたデザインで、戸惑いもあったが何とか形になった。木材も吟味し木目の美しさも考慮した。組み立て式のため作りや すさや強度面に気を使った」と話している。
 松本社長は「デザインオフィスやレストランなど、クリエーティブ関係の人たちにターゲットを絞り込んだかなりニッチな商品だが、今後も新しい木の価値観を提案していきたい」とも。
価格は、147,000円。受注生産で完成までに1月半~2カ月を要する。月間15台の販売を目指す。東京などで委託販売を行う予定だという。
創作木工ラボ・日々木(ひびき) (2008-03-25)