ID :
6454
公開日 :
2008年 2月23日
タイトル
[合板メーカーの日新、工場設備を増強
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新聞名
日本経済新聞
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元URL.
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20080222c6b2201q22.html
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元urltop:
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写真:
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合板メーカーの日新(鳥取県境港市、又賀航一社長)は22日、約10億円を投じて松江市の第2工場を設備増強したと発表した。同社の合板生産能力は現在の月産1万8000立方メートルから2万立方メートルへ
約11%高まった。県産のスギ材を使った構造用合板の販売に力を入れ、地元の林業活性化につなげたい考えだ。
又賀社長が同日、島根県庁を訪れ、溝口善兵衛知事や松浦正敬市長と立地協定を交わした。第2工場の敷地面積は1万7500平方メートルで、延べ床面積は7700平方メートル。本社工場で材木を裁断した後の乾燥工程
などを受け持っており、乾燥機やプレス機などの設備を増強した。今後3年間に地元から16人の新規雇用を予定している。
住宅の耐震性への関心が高まり、製材品より強度のある合板は需要拡大が見込める。同社は「島根県産スギ材の比率を現在の10%から30%程度にまで引き上げる方針」(又賀社長)。ただ、昨年の建築基準法改正に伴
う建築確認遅れで「合板需要は低迷し、工場稼働率は70%前後に落ち込んでいる」という。