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ID :  6223
公開日 :  2008年 2月 4日
タイトル
[100年ぶり! 考古学ファン必見 正倉院正倉の内部を一挙公開
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新聞名
MSN産経ニュース
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元URL.
http://sankei.jp.msn.com/culture/academic/080201/acd0802012331007-n1.htm
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写真:
 
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 奈良時代の宝物が収められていた奈良市の正倉院正倉(国宝、8世紀中ごろ)の約100年ぶりとなる本格修理を控え、北、中、南の3つの倉に分かれた内部のうち、北倉部分が報道陣に公開された。普段立 ち入れない建物内には、立派な部材を組み合わせた屋根裏や鎌倉時代の落雷による焦げ跡などが残り、宝物を守る重厚さや歴史の傷跡を今にとどめていた。
 高床式の正倉(幅33メートル、奥行き9.4メートル、高さ14メートル)の北倉、南倉の壁面は、三角材を井げたに組んだ校倉(あぜくら)造り。安置されていた宝物は現在、別の宝庫で保存している。
 大正2年に解体修理されたが、瓦などが劣化。平成23年度から2年がかりで修理される方針が決まった。報道公開は、修理への調査・検討を行う懇談会の学識者メンバーらが1日に視察するのに伴って行われた。
 かつて聖武天皇ゆかりの数々の宝物が収められた内部は、老朽化の一方で強固に築かれた様子を今に伝える。懇談会の鈴木嘉吉座長は「瓦は全面的にふき替えないといけないが、大規模修理はしなくてもよさそうと いう意見も多い」と話した。