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ID :  6152
公開日 :  2008年 1月29日
タイトル
[団塊世代がログハウス作り 第二の人生の場に
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新聞名
岐阜新聞
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元URL.
http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20080129/200801291007_3933.shtml
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元urltop:
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写真:
 
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第二の人生を楽しむ場所を作りたい―。団塊の世代を対象にしたログハウス作りが今月初旬から、揖斐郡揖斐川町谷汲木曽屋の廃校を活用した宿泊施設ラーニングアーバー横蔵で行われている。完成後は “趣味の基地”として施設利用者や一般にも貸し出し、里山再生につなげていく。参加者は過去の肩書や年齢の垣根を超えて力仕事を楽しんでいる。
 ラーニングアーバー横蔵は廃校した横蔵小学校を改築した宿泊施設で、自然体験活動を展開する谷汲地区のNPO法人ぎふいび生活楽校が運営している。ログハウス作りは、生活楽校が主催して校庭跡地の一角で 行っており、町内や多治見市、春日井市などに住む60歳前後の男性15人が参加している。過去の肩書は会社経営や自営業、サラリーマンなどさまざまで、参加の動機も「里山が好きだから」や「新しい仲間をつくりたい」 、「自分の時間を楽しみたい」など十人十色。
 建築するログハウスは間口と奥行きが約3・3メートル、高さは約5メートルの平屋1棟。今月10日から基礎工事を実施し、26日から杉材の丸太の組み上げをしている。完成は2月末で、生活楽校の活動参加者のほか、 一般にも貸し出す。農業体験や自然散策などを楽しむ別荘として、家族や友人と語らう場として自由に使ってもらう。
 ログハウス作りを楽しむ春日井市の元会社員大友嶺男さん(70)は「今までは仕事ばかりだった、これからは趣味を通して人の役に立ちたい」と語り、揖斐川町北方の造園業林満春さん(63)は「揖斐の自然を多くの人 に紹介したい」と目を輝かせる。また、退職休暇中の多治見市内の男性(55)は「作業を通して自分に何ができるかを見つけたい」と今後の人生の在り方を模索する。
 生活楽校で事務局長を務める小林正美さん(58)は、4年前に埼玉県から揖斐川町にUターンして第二の人生を歩む団塊世代。小林さんは「仕事を離れると自分の居場所がないことに気付く人は多い。生活楽校の活動 が団塊世代の人生と地域のために役立てば」と話している。
 生活楽校の活動の問い合わせは電話0585(55)2236。