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ID :  5781
公開日 :  2007年 12月16日
タイトル
[平穏願いご神木にしめ縄奉納
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新聞名
新潟日報
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元URL.
http://www.niigata-nippo.co.jp/pref/index.asp?cateNo=1&newsNo=99588
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元urltop:
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写真:
 
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中越沖地震発生から5カ月を迎えた16日、被災地・柏崎市新道の鵜川神社で、地震で枝が折れるなどの被害があった国指定天然記念物の大ケヤキにしめ縄が張られた。しめ縄を奉納した地域住民は「来年こ そは平穏な年になってほしい」と願いを込めた。
 大ケヤキは同神社のご神木で樹齢は約1000年といわれ、高さ約20メートル、根回り約14メートル。地震後の7月末に長さ約15メートル、太さ約50センチの枝1本が幹の付け根から折れ、神社の舞殿に倒れかかった。8月 に樹木医の指導で枝を付け根から切断し、現在はその跡をビニールシートで覆っている。
 しめ縄は長さ約16メートル、太さ約20センチ。地元中村集落の氏子約20人がわらを持ち寄り、同日朝から4時間半かけて編んだ。氏子たちは傷ついた大ケヤキをいたわりながらはしごを上り、高さ4メートル付近で幹の 周囲にしめ縄を張り巡らし、大きな飾り結びを取り付けた。
 中越地震で被災して直した自宅が中越沖地震で大規模半壊となり、同市新道の仮設住宅に避難している会社員飯塚文彦さん(46)は「とんだ一年だったが、家族にけががなかったのが幸い。家を建て直す来年こそは良 い年であってほしい」と大ケヤキを見上げた