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木造建築のネツト記事
ID :  553
公開日 :  2006年 3月16日
タイトル
[花粉症対策、一石二鳥 伐採スギに『多摩ブランド』
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新聞名
東京新聞
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元URL.
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20060316/eve_____sya_____001.shtml
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元urltop:
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写真:
 
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花粉症対策で東京・多摩地区のスギの大量伐採を計画している東京都は新年度、伐採したスギを広く市場に流通させるため、多摩産木材の認証制度を導入することを決めた。これを基に、多摩産木材を半分 以上使用して建てた住宅へのローン優遇措置や、都立学校の備品への利用拡大を図る。
 開会中の都議会予算特別委員会で十四日、都産業労働局と教育庁が答弁で明らかにした。
 都は花粉の発生源対策として、新年度から十年間に約千二百ヘクタールのスギ林を伐採する計画だ。当初は森林所有者などに資金を援助するが、将来は林業再生により、伐採や森林管理が自立的に行われることを 目指す。
 このため、都はこのほど森林所有者や製材業者などからなる「多摩産材認証協議会」を設置。新年度の四月から伐採されたスギやヒノキなどに、協議会が刻印で多摩産材であることを証明する。また、製材業者が加工 した木材には認証シールを交付し、最終的に消費者が産地を確認できるような仕組みにする。
 都はこの認証制度に基づいて、使用する木材の半分以上が多摩産である住宅を建てた場合の優遇融資制度「とうきょうの森のいえ」を実施するほか、新年度の早い時期に都立学校の机やいす、げた箱などの共通仕様 書で多摩産のヒノキやスギの使用を義務付け、多摩産木材の流通拡大の一歩とする考えだ。