ID :
4655
公開日 :
2007年 9月 6日
タイトル
[小中学校の耐震化前倒し=新潟市
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新聞名
時事通信
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元URL.
http://book.jiji.com/kyouin/cgi-bin/edu.cgi?20070906-3
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元urltop:
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写真:
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新潟市は、大きな被害を出した新潟県中越沖地震を受け、避難所に指定されている小中学校の体育館や校舎などの耐震化を前倒しで進める。2007年度9月補正予算案に関連経費として1億7100万円を
計上する。
市によると、避難所に指定されている小中学校や高校の屋内体育館231棟のうち耐震補強されているのは129棟で55.8%(07年4月現在)にとどまっている。
市は今年度中に小中学校10校の体育館の耐震設計を行う予定だったが、これを30校に増やし、13年度までの計画で進めている屋内体育館の耐震化を急ぐ。校舎についても今年度中に、50棟の補強内容診断に着手
する。
また、木造住宅の耐震化を進めるため、10月から診断や改修に対する補助を拡充し、自己負担額を軽減するなどの制度改正を行う予定。現在は半額補助で4万円程度掛かっている耐震診断のための自己負担を、一
律1万円に統一する。久保田一徳市建築行政課長は「実際に診断を受けているのは年間平均25件と少なく、これからもっと利用してもらえるよう、新制度をアピールしたい」としている。
耐震改修では、補助率を4分の1(上限30万円)から、一般世帯で3分の1(同40万円)に、65歳以上のみの世帯や障害者がいる世帯は2分の1(同60万円)に、それぞれ引き上げる方針。中越沖地震で、高齢者らが多
く住む木造住宅の被害が大きかったことを踏まえた