ID 2292
登録日
2006年 12月15日
タイトル
伊那・西春近北小シンボル「やまなし」を診断
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新聞名
長野日報
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元URL.
http://www.nagano-np.co.jp/modules/news/article.php?storyid=5691
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元urltop:
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写真:
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伊那市西春近北小学校は14日、校庭脇にある学校のシンボル「やまなし」の木を診断した。年々、弱っていく木の様子を見かねた同窓会員らが県上伊那地方事務所に依頼。日本樹木医会員の唐沢清さんが
診断し、木は樹皮が黒くなる「すす病」と、地衣類の繁殖、葉の病気の3種類にかかっていることが分かった。
現在のやまなしの木は2代目で、初代のやまなしの木が校舎改築(1976―79年)に合わせて移植された後、3年ほどで枯れてしまったために、86年に新たに植樹された。木は2本で樹齢は約25年。高さはそれぞれ約
9メートルと10メートル。バラ科で同じ科の桜や梅と同じ病気がつくという。
唐沢さんは木を診て、「木から葉が落ちないのは、木に葉を落とす力がない証拠。根元の周りを踏みつけているため呼吸困難状態になっている」と指摘。樹勢を回復するためには「寒日(寒い時期の肥料)を与え、立ち
枝、重なり枝、枯れ枝をきちんと切り落とし、日当たりを良くすることが大切」と、今後の管理方法をアドバイスした。
診断を受け片桐省平校長は「このやまなしの木は学校の宝であり、地域の宝。元気になるよう、柵を設けてしっかり管理していきたい」と話していた。
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