ID 2001
登録日
2006年 11月 7日
タイトル
世代超えて史跡訪ねる ふるさとウオークに200人
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新聞名
紀伊民報
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元URL.
http://www.agara.co.jp/modules/dailynews/article.php?storyid=114525
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元urltop:
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写真:
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みなべ町青少年育成町民会議主催の「ふるさとウオーク」が4日開かれ、子どもから大人まで約200人が交流を深めながら歩いた。昔の備長炭運搬コースだった「大穂手街道」を中心に、町内の名所や史跡を
訪ねた。
大穂手街道は清川から海岸沿いの市街地までの道で、かつては備長炭を中心とした物流のメーンルートだった。昨年のふるさとウオークで、清川から東本庄まで歩いている。
今回は、東本庄の受領から北道の三鍋王子まで約10キロを3時間ほどかけ、町内の郷土史家、山本賢さんらの案内でゆっくりと歩いた。
晩稲の「一の札松」跡は、1973年に枯れるまで地域で最も大きな松があった所で、街道の休憩所のような場所だったという。
豊臣秀吉が大阪城を建てる際、この松を欲しがったという伝説が残っており、県の天然記念物にも指定されていた。参加者らは、山本さんの説明を聞きながら、かつての名木に思いをはせた。
南部梅林に向かう見返り坂の薬師堂に残されている「力石」は、昔の力比べの道具だった。大(123キロ)、中(86キロ)、小(67キロ)の3種類あり、3つそろうのは近畿地方でも珍しいという。子どもらは「重そう」などと
興味津々に眺めていた。
ほかにも、地域の名士や植物などについて説明を聞きながらさわやかな汗を流した。
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