ID 1971
登録日
2006年 11月 2日
タイトル
淡墨桜2世を「万博の地」へ移植を さくらの会が署名運動
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新聞名
中日新聞
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元URL.
http://www.chunichi.co.jp/00/ach/20061102/lcl_____ach_____013.shtml
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元urltop:
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写真:
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長久手町熊張にある樹齢約30年のエドヒガンザクラを、町内の愛・地球博記念公園(モリコロパーク)に移植するため県に働き掛けようと、「日本さくらの会・愛知」(名古屋市名東区)が署名運動をしている。
桜は岐阜県本巣市(旧根尾村)にある淡墨桜(国天然記念物)の“2世”。関係者は万博開催の地で、桜が花を咲かせることを願っている。
桜の持ち主は同所の近藤貞子さん(76)。闘病中だった1977(昭和52)年、「樹齢1500年の淡墨桜の生命力にあやかりたい」と、旧根尾村の住民から譲り受けた苗木を畑に植樹。今では高さ約12メートル、幹回り約2
メートルに成長した。
近藤さんは近年、足を痛めて草取りなどの世話ができなくなり、張った枝が隣接地に掛かるようになったのが気になっていた。そのため「モリコロパークのような広々とした場所に移し、もっと多くの人が見られるように」
との思いを募らせていた。
今年4月、旧根尾村出身の鉄道技師、故山本晧(あきら)さんの孫で同町作田の脚本家近藤美子さんに出会った。山本さんは政財界の有力者らに淡墨桜を紹介し淡墨桜を題材にした能を作ったりして、天然記念物登録
を働き掛けたという。
貞子さんの思いを知った美子さんが、万博会場跡地への桜の植樹の陳情活動をしている「さくらの会・愛知」に事情を話したところ、会員たちも賛同。会の陳情活動に淡墨桜の移植を加えることになった。
署名活動で10月末までに集まったのは約900人分。同会は年内にも県に提出する。問い合わせは日本さくらの会・愛知事務局=電052(775)6444=へ。
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