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ID 1850
登録日   2006年 10月17日
タイトル
ウイスキー樽材の家具、その後の熟成はご自宅で
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新聞名
エキサイト
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元URL.
http://excite.co.jp/News/bit/00091160583845.html
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元urltop:
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写真:
 
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ウイスキーを飲んでいてふと気になったことがある。
ウイスキーの作り方といえば、ご存じ樽造りだ。樽にウイスキーを入れて熟成させるわけだが、樽の寿命はおよそ半世紀であると聞く。熟成力の無くなった樽は、どこへ消えてしまうのか。
実はそのような樽材は真っ直ぐな木材に戻され、家具や雑貨などとして生まれ変わることが多い。
特に力を入れているのがジャパニーズウイスキーの製造会社、サントリー株式会社だ。
こちらでは役目を終えた樽を様々なアイテムに生まれ変わらせているという。
その名も「サントリー樽ものがたり」である。
そもそもウイスキーの樽に使われる木は樹齢100年を超えるオークの巨木で、木材としては高級品。そんな木材を生かそうと、「サントリー樽ものがたり」は誕生した。
こちらでの取り扱い商品数はなんと300近く。樽材は家具だけでなく食器や文具、さらに楽器など様々なアイテムに生まれ変わっている。
売れ筋は、というとウイスキー蒸溜所の名前が付けられた「テーブル山崎蔵之助」や和風の「ちゃぶ台」など、木の重厚感が感じられるアイテムが人気の様子。
面白いところでは、曲がった樽材の形状をそのまま生かしたアイテムも作られているそう。
普通の木から作られる家具との大きな違いは、その風合いにあるという。木材にウイスキーが染みこんでいるため、独特の色合いを発するのだとか。
しかしウイスキーの樽から作った、と聞くと不安になるのはその香り。お酒好きにはたまらないが、苦手な人は使用するだけでクラッとくるのでは? と伺ってみると、塗装が終わればそれほど匂いを感じなくなるとのこと 。
ダイニングボード類でもかすかに感じる程度なので、お酒に弱い人でも大丈夫なのだとか。
さらに古い木材ゆえ強度にも不安を感じるが、これまた大丈夫。膨張伸縮が少ないと言われる柾目板を使っているため、強い強度を誇るのだという。
オークの木がウイスキーの樽になるために100年の成長の時を経て、そこから樽に生まれ変わり、ウイスキーを守って50~70年。
そんな木材の最終リタイア先が、家具だ。その家具をどれだけ使い続けられるかはその人次第。大事に使えば、後何十年も使い続ける事ができる。
使い捨て感覚で家具を買い換えるのもいいが、こんな風に「家具を育てる」感覚、というのもなかなか味わえないだけに興味深い。
ちなみに樽ものがたりを販売しているのは全国8店舗の展示場・ウェブサイトが中心。あとは数店の取扱店のみ、とのことです。
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このページの公開日は1999年11月12日。最新更新日はです。

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