ID 1833
登録日
2006年 10月12日
タイトル
樹木も立派な観光資源
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新聞名
北信州ネット
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元URL.
http://www.shinshu.co.jp/local/2006/061013/n06.html
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元urltop:
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写真:
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山ノ内町の景観づくり樹木管理講習会は5日、NHK趣味の園芸講師の上条祐一郎さんを迎えて戸狩チェーンベースで開かれ、周辺の樹木を題材に適正な管理方法を学んだ。
樹木の適正な育成は景観形成の重要な要素となる。戸狩チェーンベースにはオリンピック開催、町政40周年を記念して50種類以上の珍しい世界の樹木が植栽されており、こうした樹木を題材に、適正管理の知識を
深め、地域や家庭で美しい緑を広げてもらおうと実施された。
受講者は資料やボードで一般的な樹木の剪(せん)定方法を学習した後、庭を明るくし、込みすぎないように木を保つ落葉樹の“透かし剪定”のコツを実習。雑木の自然樹形の美しさを引き出すために不要枝を剪定する
方法で、20人の参加者に枝ぶりを見てもらいながら進められた。
また、植樹から10年を経過した樹木は害虫被害が出やすくなっており、カイガラムシやテッポウムシなどのため弱っている樹木を講習会を通じて多数発見。20人の受講者は、その症状や予防方法なども被害状況を確
認しながら学習した。
講習会の最中にも、観光客から世界の樹木の名前を尋ねられるなど、観光資源ともなる樹種が多数あることも改めて認識。町では「貴重な資源を広く町民に知ってもらう機会であるとともに、樹木の育成には専門的な
知識を要するため、今後もこのような講習会を開催して地域の樹木を守ってもらいたい」と話している。
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