ID 1814
登録日
2006年 10月 9日
タイトル
公園の木が強風で倒木、専門職による管理を
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新聞名
JanJan
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元URL.
http://www.janjan.jp/area/0610/0610080425/1.php
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元urltop:
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写真:
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公園の樹木が強風で倒れ、子ども1人(12歳)が軽傷を負った(埼玉県北部)。10月8日、午前10時頃、襟裳岬沖を北上する熱帯低気圧になった台風16号(968hPa)の強風による。公園から500m位離れ
た消防署の風速計は、23~24m/秒を記録していた。
倒木は、幹周り約180cm、高さ18m位。幹は洞(写真1)になっており、わずかに残る表皮近くの木質部分も枯れていて、虫があけた穴が無数にあり(写真3)、生きている部分は赤く囲った部分(幅8cm、長さ30cm位:
写真4)だけであった。
地球温暖化が進む中、樹木の果たす役割は重要であるが、都市の中の大木は少なくなってきている。
強風が吹く度に街路樹や公園の樹木が倒れ怪我人が出る中で、都市の中で樹木とどう付き合っていくのかは、重要な課題でもある。
強風による倒木または小枝が折れることは、避けられない部分があるので、強風時には、高木のあるところは避けるとともに、都市の住民には中々認識しにくい強風の力を喚起するためにも、「強風時の公共施設内へ
の立ち入りなどについての注意書き」を入り口に、その都度立てるなどのきめ細かい対応も、必要ではないか。
しかし、今回の倒木は予測できたものである。市の職員は、「昨日の低気圧情報により市内の樹木の状況を見て回った」と話していたが、結果として防ぐことはできなかった。
今、都市の樹木を守り育てていくためには、市職員の担当が3~5年でかわる現状のなかで、政策を持って樹木医などの専門職を配置し、日常的に管理することが重要である。専門職の目であれば、今回の倒木は事前
に対策をとることが出来、怪我人も出すこともなかった。
しかし、専門職を配置することなどとは逆行して、「民にできることは民で」の号令のもと、我が市でも公園管理は「公園緑地公社」に委託されていて、来年4月からは公園管理の指定管理者制度で、民間が管理すること
になり予算の範囲での管理となる。当然そこでは経営者または株主の利益も捻出していくことになり
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