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ID 15814
登録日   2010年 4月19日
タイトル
園芸学校生が植樹提案
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新聞名
読売新聞
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元URL.
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hyogo/news/20100416-OYT8T01449.htm
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元urltop:
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写真:
  複数の写真が掲載されていました】
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桜や椿25本四季彩る 高田屋嘉兵衛翁記念館前 神代曙桜が青葉を茂らせるなどした、高田屋嘉兵衛翁記念館の芝生広場  高田屋嘉兵衛翁記念館(洲本市五色町)前の芝生広場が、桜や椿(つばき)など25本の植樹で修景され、装いを変え始めた。県立淡路景観園芸学校(淡路市)を今春修了した男性が「卒業制作」として提案し、地元住民の 意見を聞くなどして実施。既存の樹木を含め、四季を通じて一帯を彩るプランで、記念館を管理する顕彰会の高田耕作理事長は「(江戸時代の豪商の)嘉兵衛を尊敬する人らが費用を出し合うなど意義深い取り組みだ」 とし、木々の生育を見守る。
 広場は嘉兵衛が住んだ屋敷跡。顕彰会が以前、大島桜と紅葉を植えたが土壌が合わなかったのか枯死、ラッパイチョウやクスノキ、山桃など十数本が残ったものの、景観的に寂しかった。
 嘉兵衛ゆかりの<地域資源>をもっと生かせないかと考えた、同校の景観園芸専門課程で学んだ村上剛史さんが、昨年2月から研究を開始。現地調査や顕彰会などと協議を重ね、住民の意見を聞いた上で、既存のサ ルスベリを含めた四季を彩る樹木を選定した。
 淡路島くにうみ協会などの助成金に加え、顕彰会の会員らが60万円近くを寄付。約80万円で今年1月に神代曙(あけぼの)桜や寒桜、大漁桜などの若木5本と紅葉2本、椿3本、カナメモチ15本を購入し、バランス良く 植えた。
 さらに、残っていた根株や老木を伐採、松やイチョウの枝を剪定(せんてい)するなどし、土壌改良や水はけを良くする工事も実施。桜は青葉を広げ、他の木も順調に育っている。
 村上さんは制作をまとめた論文で「屋敷跡は五色地域の観光拠点として可能性を秘めた場所」と指摘し、一帯を基点とする観光コースも提案。指導した大藪崇司講師は「費用も含め、地域の人たちと一緒に実践した好 例。より良い姿を求め、生徒たちと授業などを通じて協力したい」と話す。
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このページの公開日は1999年11月12日。最新更新日はです。