ID 15651
登録日
2010年 4月 7日
タイトル
春の植栽始まる 県の「企業の森」事業
.
新聞名
紀伊民報
.
元URL.
http://www.agara.co.jp/modules/dailynews/article.php?storyid=187440
.
元urltop:
.
写真:
写真が掲載されていました
.
和歌山県田辺市龍神村で、県の「企業の森」事業に参加している団体による春の植栽活動が始まった。3日には、今年から同事業に参加した「有限責任監査法人トーマツ」(本部・東京都港区)の職員や家族ら
が初めて訪れ、汗を流した。龍神村では今春、同法人を含め3団体が植栽を予定している。
県森林整備課によると、企業の森には現在52団体が参画している。市町村別にみると、田辺市を活動地にしているのが27団体と最も多く、龍神村ではこのうち9団体が活動している。
トーマツは企業や団体の監査や株式公開の支援などの事業をしている法人。今年1月、仁坂吉伸知事や真砂充敏田辺市長との間で、森林保全・管理のための協定に調印し、事業に参画。龍神村安井にある民有地約0・
5ヘクタールを借り受けて「トーマツの森」と命名し、ケヤキやコナラ、ヤマザクラなどの苗木約1100本を植え、今後10年間保全活動をする。
初の植栽活動には職員やその家族ら約80人が参加した。一行は昼ごろに龍神村安井の龍神市民センターに到着。地域の女性団体「龍神はーと」が作った、柚餅子(ゆべし)やイタドリなど地元の食材が入った弁当を食べ
た後、近くの植樹場所に移動し、開会式を開いた。
トーマツの東誠一郎関西ブロック本部長は「社会貢献活動を本日からスタートすることができてうれしい。今後、地元に対しても何らかの貢献をしていければ」とあいさつ。記念植樹をした後、シカよけのネットを張った
り、苗木を植えたりした。
大阪府高槻市から訪れた南本隆重さん(34)は息子の佑人君(2)と一緒に植樹に挑戦し「息子に自然を体験させたいと参加した」と笑顔。大阪市の沢田泉さん(59)も「環境問題に関心があり、小旅行も兼ねて参加した。
龍神村には初めて来たが、地元の手作り弁当もおいしく、来てよかった」と、山里での春の一日を満喫した様子だった。
同課によると、龍神村では今後、10日にパナソニック電工の社員と家族ら約400人、17日には、ネクスコ西日本グループの社員と家族ら約280人が植栽活動をする予定という。
..