ID 15720
登録日
2010年 4月10日
タイトル
桜こつこつ植樹500本
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新聞名
読売新聞
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元URL.
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/news/20100411-OYT8T00129.htm
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元urltop:
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写真:
写真が掲載されていました
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私財投じ10年以上
会社代表・笹谷さん 桜が満開となった高崎市の観光名所、観音山の周辺は10日、多くの観光客でにぎわった。見頃の桜には、市内で酒類卸販売業や輸送業などを営む「岡村合名会社」の笹谷清代表(79)が、10年以
上前から私財を投じて植え続けてきたものもある。「ソメイヨシノだけでなく、より長い期間楽しんでほしい」との思いを込めて植えた約10種類の桜は、順を追って花を咲かせ、観音山に彩りを加える。
笹谷さんは20年前、「高崎が誇る観音山をもっとPRしたい」と、「観音桜」と名付けた純米酒を発売した。口当たりの軽さが、女性客らの人気に。「この機会に観音山の桜も売り込みたい」と思い立ち、その5年後には桜
の苗をプレゼントする応募カードを「観音桜」の一升瓶に付けて売り出すなど、商売を通じて桜の季節を盛り上げてきた。
知り合いの庭師に頼んで最初に桜を植えたのは、観音山のふもとにある清水寺。1997年、参道に続く階段の両脇にソメイヨシノ110本を植えた。99年には市の協力を取り付け、観音山にある市のキャンプ施設に、八
重桜や、春と秋の2回花が咲く「十月桜」など150本を植えた。最近では08年、観音山の慈眼院に、しだれ桜2本を植樹した。
これまでに植えた桜は、市内10か所に約500本。うち、約360本は観音山とその周辺で花を咲かせている。投じた私財は500万円を超す。地道な活動が評価され、2000年には国会議員有志らが名を連ねる財団法
人「日本さくらの会」(会長・横路孝弘衆院議長)から表彰された。
ここ2、3年は、妻の介護と仕事などで多忙となり、活動が滞りがち。植樹後の草刈りや肥料やりなど管理が難しいことから、植える桜の本数は減っているという。それでも、「ほとんど道楽のライフワーク」と植樹を続け
るつもりで、「遊休地などで、しっかり管理してくれる人がいれば、苗を贈ったり植えたりする。ぜひ声をかけてほしい」と市民らに呼びかけている。
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