ID 15366
登録日
2010年 3月16日
タイトル
王子森林博物館、閉鎖へ・・・栗山
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新聞名
読売新聞
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元URL.
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hokkaido/news/20100316-OYT8T00021.htm
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元urltop:
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写真:
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栗山町の観光名所となっている「王子製紙森林博物館」(幸田秀穂館長)が3月末で閉鎖されることが15日、わかった。王子製紙広報室によると、今後の施設利用は未定という。前身の林木育種研究所から通
算して半世紀の歴史を持つ施設だが、国内の林業が衰退傾向をたどる中、「役割を終えた」として幕を閉じる。
同館は1956年、洞爺丸台風で大規模な社有林被害を受けた王子製紙が、パルプ材用樹木の品種改良のために設立した林木育種研究所が前身。2000年7月に森林博物館と改称してから無料で一般公開している。
約27ヘクタールの施設内には200メートルのシラカバ並木や、外国樹種を集めた「ドイツの森」などがある。1000種を超える樹木や植物が「生きた標本」として展示され、03年には天然記念物のオオタカの営巣も確
認された。短期間で育つポプラを中国と共同で育成し、砂漠化に歯止めをかける取り組みが注目を集めていた。閉鎖の理由について、同社広報室は「パルプ材は、海外産が主力となっており、情報発信機能も一定の役
割を終えたため」としている。
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