ID 15220
登録日
2010年 2月26日
タイトル
巨樹の根、木道で守れ つるぎ町、全国フォーラム控え設置
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新聞名
徳島新聞
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元URL.
http://www.topics.or.jp/localNews/news/2010/02/2010_126723432828.html
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元urltop:
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写真:
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つるぎ町は、 5月に同町で開かれる「巨木を語ろう全国フォーラム」に大勢の巨樹ファンが訪れるのを想定し、目玉の国天然記念物「赤羽根大師のエノキ」の周辺に、このほど見学用の木道を設けた。根が踏
み荒らされるのを防ぐためで、町は今後、ほかの巨樹の保護策も進めていく。
木道は延長30メートル、幅1・2メートル。幹のすぐ近くを通り、東側の駐車場と西側の山道を結んでいる。根を傷つけないよう、土台を埋めて支柱を固定するのではなく、数本のくいで直接地面に固定する工法を用い
ている。
樹木は根の周辺を踏み固められると衰弱するため、近づかないことが一番の保護策といわれるが、大木をより近くで見たいという巨樹ファンは多い。観光客が増えれば巨樹の樹勢が衰えてしまう恐れがあることから、
木道をつけることにした。
同町には、「赤羽根大師のエノキ」(幹周り8・7メートル)のほか、県指定天然記念物「奥大野のアカマツ」(同5・6メートル)や「桑平のトチノキ」(同8・5メートル)など、多数の巨樹が自生している。フォーラムには間に合
わないが、町はこれら巨樹の保護も順次進めていく方針。町地域創造課は「町の大切な財産を守りながら、観光振興に努めたい」としている。
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