ID 15189
登録日
2010年 3月 3日
タイトル
豪雨で傷んだ森林復活を 14日に朝明渓谷で植樹 四日市大研究会が企画
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新聞名
読売新聞
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元URL.
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/mie/news/20100302-OYT8T01149.htm
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元urltop:
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写真:
写真が掲載されていました
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2008年9月のゲリラ豪雨で傷んだ菰野町・朝明渓谷にある伊勢谷の森林を復活させようと、四日市市の四日市大学自然環境教育研究会が今月14日、現地で苗木約330本を植樹する。一般の参加希望者は
定員の100人を大幅に上回った。
同渓谷が源流の朝明川は、様々な生き物を育んでいる河口部の高松干潟に流れ込んでおり、鈴鹿山系の豊かな森を守ることが、伊勢湾の生態系を守ることにつながるとして企画された。
当日は、コナラやミズナラなど広葉樹の苗木を植える。四日市市を中心とした三泗(さんし)地区で自然環境活動に取り組む「三泗自然に親しむ会」(四日市市)や「菰野町緑の少年隊」(菰野町)、「高松干潟を守ろう会」(
川越町)の市民グループ3団体も参加する。
植樹活動を行う朝明渓谷は、標高約550メートルで、ブナなど森林が広がる自然豊かな場所だが、一昨年秋のゲリラ豪雨で斜面が崩壊し、山肌があらわとなった。植樹計画は、災害復旧事業を行う県と、同研究会とで
練ってまとめた。また、生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)の趣旨に賛同し、同会議開催に向けたパートナーシップ事業としても認定され、取り組むことになった。
植樹する苗木には、植えた人が愛着を持って下草刈りや枝打ちなどの森づくりにも参加してもらおうと、名前などを記入できる木製名札を付ける。
同研究会の保黒時男理事長は「きれいな水を蓄え、動植物が育つ森づくりの意義を広く伝えていくため、観察会やイベントを続けていきたい」と話している。
植樹は午前10時から。問い合わせは保黒理事長
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