ID 15073
登録日
2010年 2月19日
タイトル
被爆二世の柿の木“蘇生” 手当て、小学校庭に植樹
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新聞名
東京新聞
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元URL.
http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/20100219/CK2010021902000108.html
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元urltop:
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写真:
写真が掲載されていました
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六年前、取手市寺田の市立取手第二中学校に植樹されながら、枯死寸前になっていた長崎被爆二世の柿の木「時の蘇生(そせい)」が、同中PTA役員の手当てで見事に「蘇生」し、同市井野台の市立寺原小
学校に平和のシンボルとして植樹された。
蘇生したのは、二〇〇四年、同中校庭に植樹された二本のうちの一本。〇六年、同中PTA副会長だった同市井野台五、造園業徳浦恒雄さん(61)が自宅に移植し手当てしたところ、翌年、根元から約二十センチの場所
から発芽した。
「時の蘇生」は、本県出身で長崎市在住の樹木医が、原爆投下後、半分黒焦げになった柿の木からよみがえらせた柿の木の二世。徳浦さんが蘇生させたのは、被爆二世から発芽させた、二世の二世になるという。
植樹には同小五年生七十四人が参加。五年二組の野寺翔悟さん(11)が「世界の平和と柿の木の成長を願って植樹します」と宣言した後、生徒代表四人と徳浦さんが高さ約百二十センチに成長した苗木を植樹した。
第二中学校の柿の木は高さ約四メートルにまで成長、〇九年秋には約百個の実を付けた。同小の沖田佳代校長は「柿の木も児童たちも、平和を願いながら大きく成長してほしい」と話していた。
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