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クロマツに松食い虫被害
新聞名
読売新聞
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元URL.
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/news/20100121-OYT8T01467.htm
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元urltop:
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写真:
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県は21日、蓬田村瀬辺地の「玉松台スポーツガーデン」に自生する防風林のクロマツから松食い虫の被害=写真、県提供=が確認されたと発表した。被害の北限はこれまで秋田県とされ、本県での被害は
県外から持ち込まれたクロマツで2008年に確認された1例だけだった。自生するマツで初めて被害が見つかったことで、県は感染経路の特定と被害の拡大防止に全力をあげる。
被害が確認されたのは、スポーツガーデン内にある野球場脇のクロマツ。今月8日、近くを通りがかった樹木医がマツの異変に気づき、採取した枝を「県産業技術センター林業研究所」に持ち込んだ。同研究所で簡易
試験を実施した結果、被害の原因となる線虫「マツノザイセンチュウ」が同13日に発見された。
県は今後、被害木を伐採・焼却処分する方針で、周囲のマツ3本も同研究所と協議し、伐採などの対応を決める。
感染経路は今のところ不明で、今後の特定も難航が予想される。県によると、線虫は昆虫「マツノマダラカミキリ」を媒介に木々を移るが、「虫には県境も関係ない」(担当課)ため、カミキリ虫が電車やトラックなどの輸
送機関に潜んでいた可能性もある。
また現場は08年に被害が確認された外ヶ浜町平舘から南に約15キロの地点で、この時の被害木からカミキリ虫を経由して感染した可能性も残されている。県が簡易試験の結果を受けて19日から一帯で実施した目視
調査では、外ヶ浜町平舘で枯れたマツ3本が見つかっている。ただ、簡易試験ではいずれも線虫は発見されなかった。
幸いなことに冬季間は、カミキリ虫の行動範囲が狭まり、被害が拡大しづらい。このため県は、県民に広く情報提供を呼びかけて被害木を洗い出し、感染の封じ込めを急ぐ考えだ
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このページの公開日は1999年11月12日。最新更新日はです。
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