ID 14590
登録日
2010年 1月 2日
タイトル
氷見にミカン観光農園 今春、市が苗木植樹
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新聞名
富山新聞
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元URL.
http://www.toyama.hokkoku.co.jp/subpage/T20100103204.htm
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元urltop:
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写真:
写真が掲載されていました
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富山湾を望む氷見市大境の高台「九殿浜園地」にミカン園が整備される。市が今春、同 園地内にミカンの苗木85本を植えるもので、大境を含む灘浦地区では「灘浦かんきつ研
究会」が県内で唯一、ミカンの産地化に取り組んでいる。市は大境地区の協力を得て、「 灘浦産ミカン」の観光農園を目指し、観光振興につなげる。
計画では、2008年度に市が九殿浜園地に整備した市道沿いの敷地約2500平方メ ートルに、ミカンの苗木85本を植える。苗木は「宮川早生(わせ)」と呼ばれる早生種
で、3年後に実を付けるため、収穫体験やオーナー制度などのイベントを検討し、管理方 法などを地元と協議する。
市は2003年~08年度の事業で、九殿浜園地を車で訪れることができるようにする ため、国道160号と結ぶ市道を整備し、09年度は27台分の駐車場を建設した。県も
老朽化した展望台を建て直し、遊歩道も整備した。近くには国史跡の大境洞窟(どうくつ )もあり、ハードとソフト事業で、大境の観光振興につなげる。
灘浦地区では、沖合の暖流の影響で冬も比較的暖かく、ミカン栽培に適しており、20 06年に氷見市農協が中心となって、灘浦かんきつ研究会を設立した。現在会員は41人
で、約2千本のミカンの木が植えられ、学校給食にも提供している。
灘浦かんきつ研究会の柳瀬正信会長(69)は「九殿浜園地を甘酸っぱい灘浦産ミカン の観光農園として発信したい」と意欲を話している。
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