ID 14187
登録日
2009年 12月 1日
タイトル
綾の取り組み世界へ ネットワーク構築期待
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新聞名
読売新聞
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元URL.
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyazaki/news/20091201-OYT8T00003.htm
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元urltop:
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写真:
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国際照葉樹林サミット 綾町を世界への情報発信拠点に――。国際照葉樹林サミット開催が正式に決まった30日、関係者からは参加する地域や国との緊密な連携や、世界規模のネットワーク構築を期待する
声が上がった。
サミットの実行委員会は同町と九州森林管理局、日本自然保護協会、市民団体「てるはの森の会」(宮崎市)、総合地球環境学研究所(京都市)で構成。県も協力を検討しているという。
同町では、日本最大級とされる綾の照葉樹林を保護しようと、国や県、市民団体が一体となり、50~100年かけて本来の姿に復元する「綾の照葉樹林プロジェクト」が展開されている。
そうした中でのサミット開催に、実行委員長を務める前田穰町長は「地球温暖化が叫ばれる中、先人らが守ってきた『綾の照葉樹林』は今や日本の財産。サミットを一過性に終わらせず、綾の取り組みを世界に紹介できれ
ば」と期待を込める。
日本自然保護協会の大沢雅彦専務理事によると、招待する2か国のうち、ブータンでは国王が「森林は国の生命線」として、環境保護に熱心に取り組んでいるため、国土の65%以上で残っている。一方、中国では伐採
が進むため、照葉樹林はあまり残っていない。ただ、最近は少しずつ復元運動が盛り上がっているという。
てるはの森の会の上野登代表は「以前から、国内外で連携を取りたい、との構想があり、実現することになった。サミットだけにとどまらず、日常的に意見交換できれば」と話していた。
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