ID 1240
登録日
2006年 6月24日
タイトル
魚津の里山林オーナー 申し込み倍増 説明会に50人 2期目事業
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新聞名
中日新聞
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元URL.
http://www.chunichi.co.jp/00/tym/20060625/lcl_____tym_____001.shtml
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元urltop:
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写真:
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魚津市の里山林オーナー事業の第二期の現地説明会が二十四日、同市小菅沼の山林であり、九区画の申し込みに約二十組計五十人が参加した。同事業は、二〇〇四(平成十六)年に十三区画でスタートした
が、二期目の今回は申込者が倍増し、山林の野外活動に関心を持つ人が増えてきているようだ。
事業は、市緑化推進委員会が申込者と三年間のオーナー契約を結び、山林の所有者から区画を借りる形で、申込者が野外活動の場として利用する。利用者が山林への関心を高め、里山林の荒廃を防ぐのが目的。
一期目は十三区画約二万六千平方メートルで、今回は二期分として九区画約一万四千平方メートルを加えた。一区画は面積が約九百平方メートルから約三千平方メートルまで。年間利用料金は面積に応じて六千円と一
万円の二種類に分かれており、最初に三年間分の利用料を支払う。
説明会には富山市や高岡市などから申込者が参加した。オーナーになると、樹木の植栽や伐採、山菜やきのこなどの採取や栽培、所有者の承諾を得た上で森林づくりに必要な小屋や仮設物の設置(十平方メートル以下
)、森林浴やツリーハウスづくりなどの活動をすることができる。
一期生は、炭焼きやカブトムシの育成、ログハウスの設置など、各オーナーらが野外活動を展開している。一期生の一人で、県フォレストリーダー協会の吉岡幸文会長(57)=魚津市仏田=は、降雪で裂けた樹木を伐
採して薪として活用しながら、里山林の維持に取り組んでいる。また、区画で集めた小枝のボールペンづくりもしており、フォレストリーダーとして小学校で小枝のボールペンづくりを教えている。
一期生は来年度が契約更新だが、更新を希望する人が多いという吉岡さんは「オーナー事業は山に入り、森林の活動をする最初の入り口。オーナー同士が協力して、長く里山林を活用できれば」と話した。
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