持統桜「里帰り」薬師寺で植樹式

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新聞名 朝日新聞

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愛知・岡崎から 　奈良市の薬師寺で２５日、持統天皇（６４５～７０２）が愛知県岡崎市奥山田町に植えたとされるしだれ桜「持統桜」の植樹式があった。同寺は持統天皇の病気平癒を祈って建立されたため、岡崎市の住民らでつくる「持統 桜の里かえり実行委員会」が持統桜の接ぎ木を育ててきた。
　持統桜は、持統天皇が奥山田町を訪れた時に平和を願って植えたとされ、ソメイヨシノより１０日ほど早く花をつける。現在の桜は３代目か４代目になり、樹齢４００年ほどという。
　この日は大講堂で法要が営まれた後、境内西側に植えた高さ６メートルの桜にスコップで土をかけた。実行委会長の大原和之さんの妻、良江さんは「持統桜は昔から大事にせないかんと言い伝えられ、住民で桜の守を してきた」と話した。