宇治のボランティア 紅しだれ桜６５本

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新聞名 読売新聞

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宇治市内を中心に緑化活動を続ける「ボランティア花木を育てる会」が１８日、宇治市広野町の府立山城総合運動公園に、紅しだれ桜６５本を植えた。会員や市民らが寄付した苗木で、メンバーは、今後も成 長を見守り続ける。
　植樹には、会員ら約６０人がスコップ持参で参加。公園内のふれあいの森で、穴を掘り、３年ものの苗木（高さ１・８メートル）を１本ずつ丁寧に植えていった。
　同会は苗木に番号を付け、寄付者の名前とともに登録。成木まで１５～２０年かかるが、施肥、剪定(せんてい)などの世話を、公園職員と続ける。
　宇治市の緑化運動に賛同して１９９５年に発足した同会のメンバーは６５人で、平均年齢は７２～７３歳。大学の公開講座で植物学を学び、１円カンパで集めた資金などで購入したツバキ、桜、ハナミズキなどを学校や公 園などに植樹している。
　大西千代恵代表（７１）は「大きく成長して、花見の観光スポットになればいいですね」と話している。