ID 1204
登録日
2006年 6月16日
タイトル
ヘリで樹木に営巣防止ネット 琵琶湖の竹生島でカワウ対策
.
新聞名
京都新聞
.
元URL.
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2006061700078&genre=H1&area=S20
.
元urltop:
.
写真:
.
カワウのふん害で樹木の立ち枯れが深刻化している琵琶湖の竹生島(滋賀県長浜市)で17日、樹木に網をかぶせてカワウの営巣を阻止する作戦が始まった。
昨年秋に県が行った調査では、竹生島など琵琶湖周辺には約4万羽のカワウが生息し、アユが食べられるなどの漁業被害も出ている。
長浜市と合併前の旧びわ町が、2000年度から県の補助を受けて、木々の間にロープを張ったり、爆竹で脅す▽卵がふ化しないようせっけん液を散布する-などの対策を続けているが一時的な効果はあっても抜本的
な効果はなかった。
今年は、まだ青々とした葉が残っている木に営巣防止ネットをかぶせ、巣づくりをさせない作戦を初めて実施することにした。ネットは環境に配慮してわら網製で、1枚の大きさは10メートル四方。7月までに100枚をか
ける計画だ。
この日は早朝からヘリコプターが出動し、島近くに停泊した台船からネットを1枚ずつロープでつり上げ、港や社寺のある島南部の樹木にかぶせた。作業は多くのカワウが遠巻きに飛び交うなかで行われ、約50枚を投
下した。残り50枚は7月上旬にかぶせることにしている。
..