ID 13469
登録日 2009年 10月 7日
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タイトル
タイトル
エコロの森ネイチャークラブ(6) 『気づきから行動へ
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新聞名
新聞名
中日新聞
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元URL.
http://www.chunichi.co.jp/article/toyama/toku/npo/CK2009100602000183.html
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元urltop:
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写真:
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森林での癒やし「森林セラピー」に取り組むエコロの森ネイチャークラブ。森林での活動に環境教育の視点を取り入れようと、樹木について学ぶ「プロジェクト・ラーニングツリー」の指導者講習会を開いた。
活動に参加した人全員が環境について行動を起こすようになるのが狙いだ。
エコロの森ネイチャークラブのメンバーは、ナチュラリストやフォレストリーダーといった自然系のボランティア活動や環境教育に取り組む人が多い。
「森林セラピー」など森での癒やしのプログラム作りで、県の森づくり提案事業に採択されたので、プログラムには環境教育につながるものを取り入れたいと思った。そこで、大阪から「プロジェクト・ラーニングツリー」
という樹木に関する環境教育プログラムの指導者を招き、富山で指導者講座を開講した。会員外からも参加者を募り、立山山麓(さんろく)で八月に開催できた。
プロジェクト・ラーニングツリーはその名の通り、樹木について学ぶプログラムである。体験を重視したアメリカ生まれのプログラムだが、地域性を取り入れていくことももちろん可能だ。
分厚いテキストには、さまざまな参加型・体験型のプログラムが提示してある。狙いは「気づきから行動へ」で、プログラムに参加した人が「自分も環境問題について何か行動を起こしたいな」と、何らかのアクションに
つながることを期待する。樹木や森林だけでなく、広くエネルギー問題や環境問題にもつながっている。
私たちが指導者となって森のプログラムを企画し、多くの人が参加すれば、参加したその人の癒やしになるだけでなく、その人が次のアクションをし、樹木や森林の問題解決につながれば、こんな素晴らしいことはな
い。
体験したプログラムは、ゲーム的要素があり、例えばさまざまな樹木の香りをしみこませた容器を探して、どれとどれが同じか探し出し、生き物の嗅覚(きゅうかく)がいかに大事か知るといった五感を使うものや、生き物
の痕跡を森の中から探すといったものもある。子どもから大人まで楽しみながら学べるプログラムだ。
この研修で十人が新たに指導者となったが「セラピーのプログラム」に環境教育的要素を取り入れ、ぜひ参加した人が環境保全にかかわれる仕組みをつくりたい。
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