ID 13245
登録日 2009年 9月15日
タイトル
エコロの森ネイチャークラブ(3) 検定試験合格へ勉強
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新聞名
中日新聞
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元URL.
http://www.chunichi.co.jp/article/toyama/toku/npo/CK2009091502000204.html
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元urltop:
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写真:
写真が掲載されていました
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二〇〇八年度の一年間、八尾での「天蚕飼育」の活動と「どんぐりの植樹とクラフト」のイベントを開催し、冬の八尾の森で自然観察をする「森のエコツアー」を実施した。八尾での天蚕の活動を「富山県がうん
天蚕の会」が独立して実施することになり「エコロの森ネイチャークラブ」の活動フィールドとして、新たに立山山ろくの「森林セラピー基地」に注目した。
森林セラピー基地とは、心理的、生理的に実際に「癒やし」の効果が認められた森林について、森林セラピー実行委員会が認定しており、全国に三十八カ所ある。富山市の立山山ろくは〇九年三月に、北陸で初の森林
セラピー基地に認定された。
郷土の森が認定されたのであれば、ぜひそこをフィールドに、私たちの森林の知識やナチュラリストとしての解説のノウハウを生かし、新しい案内ができないかと考えた。全国の他の森林セラピー基地を視察したこと
があり「森で癒やされる」ために、地域に合ったプログラムが必要なことも分かっていた。
折しも「森林セラピーソサエティ」という全国的な民間非営利団体(NPO)が、一回目となる「森林セラピー検定」を実施することになった。二級合格者は森林セラピーガイド、一級合格者は森林セラピストという資格へ
の道筋がある。資格よりノウハウが重要だとは思うが、まずはこの試験に合格することが森林セラピー基地でのガイド活動の第一歩になるのではないか。そこで「エコロの森ネイチャークラブ」から森林セラピーガイド
をしたい、勉強をしたいという人を募り、新たに仲間入りした人も含め十四人で検定に挑戦することになった。
試験は六月七日。森林の基礎知識のほか、アロマセラピーや森林薬学、安全対策、それにカウンセリング技法など、出題範囲は幅広い。そこで試験突破のため勉強会をスタートさせた。二十代から六十代まで幅広い
年代の男女が、毎週のように集まってテキストを読み合わせ、試験対策に取り組んだ。
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