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ID 13222
登録日  2009年 9月15日
タイトル
水と緑の地球環境:炭で温室ガス削減 微生物の繁殖効果に期待
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新聞名
毎日新聞
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元URL.
http://mainichi.jp/select/science/news/20090915ddm012040119000c.html
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元urltop:
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写真:
 
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燃料のほかに、湿度調節や脱臭効果などが知られる木炭だが、最近は微生物に注目し、土壌改良や温室効果ガス削減への期待が高まっている。毎日新聞の「つながる森づくりプロジェクト」を推進、間伐に取 り組む「時ノ寿の森クラブ」(静岡県掛川市)が先月29日、粉炭と腐葉土を混ぜた苗づくりの実証実験を始めた。苗木を人工林に戻すまでの2年間、成長具合や微生物の繁殖の様子を調べる。
 炭は、無数の微細な穴の表面に水分などが付着するため、吸湿・吸着性能が高く、調湿材や吸着材に用いられてきた。全国燃料協会によると、木炭の消費量は85年度には3万8800トンだったのが、20年後のピーク 時(05年度)には4・7倍に増加。しかし、以降は減少傾向だった。
 ところが、数年前から注目され始めたのが、堆肥(たいひ)と混ぜた微生物効果。炭の新用途について研究している吉沢秀治・明星大教授(環境材料化学)の実験では、炭と米ぬか、微生物を混合し2週間置いて観察し た結果、穴の表面で菌が増殖しているのが確認された。
 同クラブの実験は間伐材を焼いた炭を使い、自然再生に取り組む造園会社の吉野知明さん(学術博士)と共同実施。計200本の照葉樹の苗木を土と腐葉土、粉炭を混ぜたポットに移植、観察する。
 一方、吉沢教授も加わり、東京都あきる野市の農家や研究者らが五日市炭素貯留協議会を10日に発足させた。通気性に優れている炭を堆肥と混ぜて農地に入れると、好気性菌が増殖し、メタンガスの発生が抑えられ るほか、炭自体が二酸化炭素を固定しているため温室効果ガス削減に役立つと予測される。
 このため、農水省の補助を受け、堆肥と炭を混ぜた農地と混ぜない農地で実験し、温室効果ガスの抑制効果や営農効果を調べる。
 炭の新たな機能が注目され、山林に放置される間伐材の有効活用にも期待がかかる
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このページの公開日は1999年11月12日。最新更新日はです。

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